【将来は島で宿を】色々な街で働いて分かった!石垣島地元民が語るリゾートバイトの魅力と仕事選びのコツ
- Holidayキャリア

- 1月7日
- 読了時間: 6分
更新日:1月14日
こんにちは!Holidayキャリア編集部です。今回は、石垣島生まれ石垣島育ちのYさんにお話を伺いました。
沖縄本島、東京、埼玉、そしてカナダまで。様々な場所での経験を経て、島に戻ってきたYさん。現在はたまに実家の民宿を手伝いながら飲食店で働き、将来は島で自分の宿をオープンするという夢を持っています。
10代の頃から「宿をやりたい」という思いを持ち続け、その夢に向かって着実に歩んでいるYさんに、石垣島での仕事の実態や、これから島での仕事を考えている方へのアドバイスを聞いてみました。

──まずは簡単に、これまでの経歴を教えていただけますか?
最初は地元のスーパーでレジをしていました。その後、島の居酒屋さんで働いたり、実家の民宿を手伝ったりしていました。それから沖縄本島に渡って夜の仕事を経験し、その後は埼玉、東京でも働きましたね。
お金を貯めてカナダのバンクーバーに半年間留学もしました。その後、静岡で2年間アパレルの仕事をしていたんですが、家庭の事情で石垣島に戻ってきて。今は実家の民宿を手伝いながら、夜は飲食店で働いています!
──たくさんのご経験をされていますね!そしてずっと接客業を選んでこられたんですね。
そうなんです!人と話すのがすごく好きで、仕事で「ありがとう」って言われるのが嬉しくて。それが楽しくて接客業を続けてきました。
石垣島でのお仕事事情と海外のお客様の対応

──石垣島ではどんな方々が働いているんですか?
リゾートバイトで来られる方は結構多いですね。特に最近は観光客も増えていて、ヨーロッパからのお客様も多く見かけます。イタリアやフランスの方なんかもよく来られますね。
──外国人のお客様の傾向は変わってきているんですか?
そうなんです。昔は台湾からのお客様が多かったんですよ。10代の頃は欧米からのお客様はそんなに見かけることはなかったですね。沖縄本島は基地があるので外国人の方をよく見かけましたけど、石垣島はあまりいなかったな〜。でも今は本当に変わってきました!
──外国人のお客様の対応はどのようにされていましたか?
最初は全然英語が話せなかったんですけど、実際に接客する中で少しずつ話せるようになりました。日常会話くらいなら今は全然困らないくらいになって。むしろ、海外からのお客様との会話を積極的に楽しむようにしています!
リゾートバイトでYさんがおすすめするお仕事は?

──リゾートバイトでも色々お仕事があると思うのですが、何かおすすめはありますか?
夜の仕事がおすすめだと思います!理由は、昼間の時間を有効に使えるからです。夏は夕日が8時前くらいまで見られるので、日中にビーチに行ったり、観光したりできるんです!特に海が好きな人は、昼間にツアーに参加したりもできて絶対に楽しめます。
例えば、夕日を見てから出勤したり、昼間は海を満喫してから夜お仕事したり。2週間や3ヶ月のリゾートバイト期間中に遊びたいなら、夜がおすすめです。
──昼間の仕事はどうですか?
ゆっくりしたい人には昼の仕事の方が向いているかもしれません。結局、何を重視するかで選び方も変わってきますね。アクティビティを楽しみたい人は夜、のんびり過ごしたい人は昼、という感じです!昼の仕事だと、だいたい休みは1日だけになっちゃうので、観光とかアクティビティを楽しみたい人には、ちょっと物足りないかもしれません。
島での人間関係の作り方
──地元の方とリゾートバイトの方との交流について教えてください。
石垣島は街が小さいので、特に夜の仕事をしている人たちは自然と交流が生まれやすいんです。夜の街に繁華街は1つしかないので、みんなそこに集まるんですよね!そこで仲良くなって、遊びに誘い合ったり、一緒に観光したり。
私も結構リゾートバイトで来た人と遊んだりします!同い年くらいの人と出会うと、「明日ここ行くから」って誘ったり誘われたり。そうやって仲良くなった人の中には、そのまま島に住み続けることを選ぶ人も少なくないと思います。
──季節によって雰囲気は変わりますか?
夏はすごく賑やかなんですけど、冬はやることが少なくなるんです。でも、だからこそ地元の人もリゾートバイトの人も、夏の間は思いっきり遊んで楽しんでいます!
地元民だから言える、リゾートバイトでの注意点
──リゾートバイトで気をつけることはありますか?
一番言いたいのは、「楽しいからって住み続けるのは考えもの」ということです。リゾートバイト期間中はすごく楽しいんです。でも、その楽しさで「ずっと住める!」って思っちゃう人が多いんですよ。
実際、長く住むと他の地域と変わらない日常が待っています。仕事で嫌な思いをすることだってあります。島の人はみんな優しいですけど、どこにでもあるように、良いことばかりじゃないのも事実です。
だから私のおすすめは、2週間とか3ヶ月とか、期間を決めてパッと来て、パッと帰る。年に1、2回くらい、ハイシーズンの楽しい時期に来るくらいが正直ベストだと思います!
生まれ育った島で見つけた、新しい夢

──Yさんは島で宿をやりたいという夢を持たれているんですよね!
実は10代の頃から、宿をやりたいという思いがあったんです。今は石垣島と竹富島、両方で物件を探しているところで。石垣島では赤瓦の建物を使った小さな宿、竹富島なら文化財の島ならではの伝統的な建物を活かした宿を考えています。
──素敵…!地元ならではの視点で、お客様をおもてなししたいんですね。
そうなんです!観光で来てくださったお客様に地元のお店を紹介したり、いろんなところを教えたりしながら、島の魅力を伝えていけたらいいなって。「あそこに行ってきた」「知らなかったけど、すごく良かった」って言っていただけると、もうめちゃくちゃ嬉しいんです。
朝食・夕食付きの宿にして、全部島の食材を使った料理も提供したいなって考えています。
──今、宿オープンに向けて何か動いていることはあるんですか?
今は地元の方に空き物件のことを聞いたり、いろいろと計画を練ったりしている段階です。竹富島は特に文化財の島なので、建物の建て方にもいろんな決まりがあるんです。例えば、入り口は全部南向きじゃないといけなかったり、壁は石積みじゃないといけなかったり。でも、そういう伝統的な良さを残しながら、外国からのお客様も受け入れられる宿にしたいですね。
石垣島も竹富島も、それぞれの島の良さを活かした宿ができたらいいなって思っています!

リゾートバイトを検討している人へのメッセージ
──最後に、リゾートバイトを考えている人へ伝えたいことはありますか?
石垣島での暮らしは、確かにとても魅力的です。でも、すぐ永住を考えるより、まずは短期で来て、島の良さを思いっきり楽しんでほしいなって思います。嫌になったら帰って、また楽しくなったら遊びに来る。そんな感じでまずはチャレンジして欲しいです!
昼間の観光も楽しめるし、夜は星空も綺麗なんです。島での思い出を、存分に作ってもらえたらいいなと思います!
──貴重なお話、ありがとうございました!宿のオープンが待ち遠しいです!石垣島での素敵な思い出作りのヒントをたくさんいただけました♩
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