海への情熱がキャリアを導く!動物専門学校からリゾートバイトまでの多彩な経験【リゾバインタビュー】
- Holidayキャリア
- 4月11日
- 読了時間: 7分
こんにちは!Holidayキャリア編集部です。今回は、ドルフィントレーナーやちょっと珍しい「マイクロブタカフェ」での勤務、石垣島でのリゾートバイトなど、多彩な経験を持つ風華さんにインタビューしました。海への深い愛情と接客への情熱を持ち、様々な環境で活躍されてきた風華さんのキャリアの変遷についてお話を伺いました。
海への愛が導いた多彩なキャリア

— まずは簡単なご経歴を教えていただけますか?
今27歳です。高校卒業後、東京コミュニケーションアート専門学校のドルフィントレーナー専攻に通いました。卒業後、静岡県の「マリンロード」に就職し、そこにあるドルフィンファンタジーというイルカのふれあい施設で、3年ほど飼育員を行いました。その後、地元の東京に戻り、マイクロブタのカフェで3年ほどアルバイトとして働きました。それをやりながら、友達から誘われて石垣島でリゾートバイトを経験しました。当初は移住も考えていましたが、3ヶ月で東京に戻り、再び豚カフェで働きつつ、父の職場で1年ほど勤務しました。その後、仕事の都合で大阪に行くことになり、現在はオープニングから始まったハワイアンカフェでアルバイトとして働いています。
— たくさんのご経験をされていますね!高校から動物の専門学校に行かれたのは、何かきっかけがあったのですか?
元々、父の影響で、動物よりも海が好きでした!生まれた時から家族旅行で毎年海に行っていて、専門学校に入る前からダイビングを経験したり、ライセンスも取得したり、水族館にも行っていました。将来何がしたいかを考えた時、ある日水族館で「イルカの仕事がしたい」と思うようになり、高校1年生あたりから学校を探し始めましたね。
お客様と動物をつなぐ架け橋として

— イルカの飼育員さんというのは具体的にどのようなお仕事ですか?また、接客も行っていたのですか?
接客はかなり行う施設でした!普通の水族館と違うところは、水族館ではショーなどがメインだと思うのですが、私が働いていたところはふれあい施設なので、お客様が直接動物と触れ合って楽しんでもらうことを目的にしていて。トレーナーが真ん中に立って、両端にお客さんがいて、どちらともコミュニケーションを取りながら、触ってもらったり一緒に泳いでもらったりという体験を提供していました。
施設では、ダイビングのお客さんの対応も手伝っていました!ダイビングのお客さんは1泊や2泊されることが多かったので、食事の提供なども行っていました。
ほぼ英語!国際色豊かなブタカフェでの経験
— マイクロブタカフェはとっても珍しいと思ったのですが、お仕事内容について教えてください!
マイクロブタカフェでは、主にブタさんをお客さんに誘導することがメインでした。もちろん、豚さんのケアや動物の健康管理なども行っていました。
— イルカの飼育員さんとの接客での違いや、客層の違いはありましたか?
大きく違いました。カフェの立地もあって、海外からのお客様がたくさんいらっしゃったので、ほぼ英語での接客になりました。
— 海外のお客さんの対応で意識されていたことなどありますか?
実は英語は喋れないのですが、必要な用語だけを覚えて対応していました。基本的には翻訳機で調べたことを徹底的に覚えて伝えていました。聞き取りはなんとなくニュアンスで感じ取れるので、どう伝えるかだけを調べて、時には翻訳機を通して会話することもありました。表情やジェスチャーでも伝わる部分はあるので、そういった非言語コミュニケーションは意識していました!
— 英語が中心になるとは予想していましたか?
全く予想していませんでしたね。コロナが落ち着いた後くらいに入社したのですが、当初は日本の方ばかりでした。でも、海外の方が急に増えてきた時期があって、予約のほとんどが海外のお客様になりました。まさかこうなるとは!と思いましたね(笑)。
— そういう環境にいると自然と英語力も身についたのではないでしょうか?
そうですね!もっと英語を覚えたいという気持ちも強くなりました。
石垣島でのリアルなリゾバ経験とは

— そして、リゾートバイトもご経験されたとのことで。きっかけや、そこで感じたメリットを教えてください。
友人の誘いがきっかけでした。私自身、ずっとアルバイトだったのと、東京に戻ってからずっと実家暮らしだったので、環境を変えて頑張りたいと思っていた時期でした。また、マリンスタッフというのは私のやりたいことの一つでもあったので、チャンスだと思って行く決断をしました。
— リゾートバイトでの具体的なお仕事内容を教えてください。
マリンスタッフとして、主に海の中のガイドをしていました。お客様の送迎から接客が始まり、お客様に合う機材を用意して、車で船に移動し、ポイントに着いたら一緒に泳いで、写真を撮ったりですね。お客様が見たいものや要望に応えることが私の仕事でした。
— その中で大変だったポイントはありますか?
海の中の地図を覚えるのが大変でした。海の波の荒さや見え方によって全然変わってくるので、海の中のポイントを覚えるのは苦労しました。例えば、ウミガメやクマノミがいるポイントは決まっているのですが、そこにお客様を最短距離で連れていくのが難しかったです。
— リゾートバイトで一番やりがいを感じていたことは何ですか?
お客様から「お姉さんが案内してくれて良かった」とか「また来たい」と言っていただけることが一番嬉しかったです。その時間を楽しんでいただけて、思い出に残ってくれたことがやりがいでした。実際に私がいた3ヶ月間の中でもリピートしてくださった方もいましたし、今でも繋がっている方もいるんです!
— お休みの日はどのように過ごされていましたか?
お休みは結構ありました。台風が来たりすると仕事がなくなることもしばしばありました。実は、休日も海に行っていました(笑)。仕事でも海、プライベートでも海という感じでしたが、プライベートで行く海は仕事と違って自分がメインで楽しめるので、緊張感なく過ごせるんです。天候の悪い日は家で映画を見たり、車があったので食事に行ったりしていました。商店街などに遊びに行くこともありました。
— プライベートでもかなり充実していますね!地元の方々との交流はありましたか?
はい、ありました。職場の社長に連れて行ってもらった民謡居酒屋で、石垣の人たちと知り合いました。年齢が近かったので仲良くなり、プライベートで飲みに行ったり他のバーなどを紹介してもらって友達の輪が広がりました!
島に移住の夢も。大変さを実感した部分は

— リゾートバイトから移住を考えていたとのことですが、石垣島に決めた理由は何だったのですか?
環境を変えたいという気持ちがあったので、次の拠点は石垣島だ!というノリで決めました。
— 移住をやめようと思ったきっかけは何だったのですか?
リゾートバイトの職場が自分に合わなかったというのが一つのきっかけでした。また、以前静岡で働いていた時は東京に帰れる距離だったのですが、石垣島だとなかなか実家に帰れず、それが寂しいと感じたんです。さらに、島の大変さを感じる部分もあり、リゾートバイトは夏の期間だけにして、東京に帰ることにしました。
— 島の大変さはどのような点でしたか?
利便性の問題もありますが、海の仕事だけでは生活がなかなか難しかったです。多くの人が居酒屋などと掛け持ちしているのが現実でした。また、夏は忙しいのですが、冬はお客さんが少ないので、冬の間は別の仕事で収入を立てているという話を聞いて、移住を再考しました。ちなみに、妹が今、宮古島に移住してもうすぐ1年になります。私が経験した失敗と同じ目に合わないように、事前に全部下調べさせてから行かせました!今は冬も乗り越えて頑張っているようなので、下調べやそれなりの覚悟は必要ですし、働き方がマッチしたらとても楽しいと思います。
接客のプロとして。風華さんの今後の展望
— 今ハワイアンカフェで働かれていますが、今後どのように働いていきたいと考えていますか?
今のハワイアンカフェは本店がハワイにあり、ハワイから来られるお客様もいらっしゃいますし、海外のお客様も来店されます。自分の英語力も身につけつつ、一人ひとりに合った満足できるような接客をしていけるように頑張りたいと思っています!
— 海への愛情と情熱を持って仕事に取り組む姿勢が伝わってきました!貴重なお話をありがとうございます♩
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