小学生の頃からの写真愛!サラリーマンが語る副業福岡フォトガイドの魅力
- Holidayキャリア

- 2月5日
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インバウンドのお客様を対象に、写真撮影をしながら様々なスポットを案内する「フォトガイド」として活躍する方々へのインタビュー記事。
今回お話を伺ったのは、福岡県の博多を中心にフォトガイドをされている本間さん。副業としてフォトガイドを始めたきっかけや、本業とどのようにして両立しているのか、その働き方についてお聞きしました。
また、具体的なエピソードや、これからフォトガイドを目指す人へのアドバイスについても書いているので、ガイドの仕事に興味がある人はぜひご覧ください

写真への情熱は小学生の頃から
— まず初めに、自己紹介をお願いいたします。
本間 靖と申します。現在は福岡県の博多を中心に、韓国語と中国語のお客様を対象にフォトガイドをしています。普段はサラリーマンとして働いていて、フォトガイドの仕事は副業としてやっております。
— カメラはいつ頃から始められたんですか?
写真自体は、小学生の頃から好きでした。小学校5年生の時には父のカメラを借りて写真を撮りに行ったり、高校と大学では写真部に所属していました。昔のアナログの時代なので、フィルムの現像から焼き付けまで、一通り経験しています。
— フィルムの現像までされていたとはすごいです。本当に小さい頃からお好きだったんですね。
もう一つ、私の土台となっているのが「旅行」です。高校までは国内旅行が好きで、周遊券を使って各地を回っていました。大学に入ってからは、中国語と韓国語を学び始めたことをきっかけに海外にも興味を持つようになりました。
— なるほど、大学で中国語と韓国語を学ばれたんですね。
特に韓国には、大学時代に初めて行ったのですが、その人情味あふれる温かさに触れ、すっかり魅了されました。言葉を学ぶだけでなく、その文化にも触れることでどんどん興味が深まっていきました。
フォトガイドを始めたきっかけ
— 写真と旅行、そして語学。まさにフォトガイドにピッタリですね!フォトガイドのお仕事は、いつ頃から始められたのですか?
フォトガイドを始めたのは、一年半くらい前ですね。副業としてカメラマンの仕事をしたいと思っていたのですが、なかなか見つからなくて。そんな時に、ネットでたまたまフォトガイドの募集を見つけたんです。
— カメラマンのお仕事を探していたら、フォトガイドの仕事を見つけられたんですね。
そうなんです。カメラマンとして働きたいという気持ちと、中国語や韓国語も使えるという点で、「これはまさに自分にピッタリだ!」と思いました。
— 先ほどフォトガイドは副業とおっしゃっていましたが、本業がお休みの日にフォトガイドをしてい
るんでしょうか?
そうですね。本業の仕事はシフト制なので、休みの日にフォトガイドの仕事を入れています。本業が早番や遅番があるので、お客様の都合と自分のスケジュールを調整しながら、できる範囲で業務をお受けしている形です。
初めてのフォトガイド
— 初めてのフォトガイドの時は、何か印象に残っていることはありますか?
初めてのフォトガイドは、手探り状態だったので、お客様のご希望をしっかりと把握することを意識しました。お客様の国籍、年齢、ご関係などを事前に確認し、どんな写真を撮りたいのかを丁寧にヒアリングするようにしていました。
— お客様のご要望をしっかりと確認されていたんですね。
そうですね。というのも、お客様がイメージする「日本らしさ」は本当に様々なんです。
神社仏閣をイメージされる方もいれば、昭和レトロな商店街を好む方もいますし、新宿や渋谷のような近代的な雰囲気を求める方もいます。なので、お客様のイメージに合わせて、撮影場所を選ぶことが大切だと感じています。
— 確かに、漫画やアニメの影響もあるので「日本らしさ」は以前よりも人それぞれイメージに違いがありそうですね。
自分のイメージを押し付けないように、お客様が本当に求めているものと、自分が良いと思っているものが一致しているのか、常に意識するようにしています。
— 初めてのフォトガイドでは、どのようなお客様を担当されたんですか?
初めてのお客様は、韓国から来られたご家族でした。ご夫婦とその娘さんご夫婦の4名様でした。
— 実際にフォトガイドをしてみていかがでした?
私としては、事前にいろんな情報を踏まえた上で、撮影スポットやルートなどの準備しているのですが、お客様がどう感じていらっしゃるのかは毎回気になります。コメントもいただくのですが、撮影した写真やガイドに本当に満足いただけているのか、本音のところはやっぱりわからないので。
— お客様の要望をくみながら準備も徹底されているので、きっと喜んでいらっしゃると思います!撮影中に意識していることはありますか?
私自身は、自然な笑顔、ナチュラルな写真が好きなんです。例えば、作り笑いではなく、本当に楽しい時に出る、目が下がった笑顔を撮りたい。お客様にも、カメラを意識せず、自然体で楽しんでいただきたいと思っています。
印象に残るお客様との出会い
— これまでフォトガイドをされてきて、特に印象に残っていることはありますか?
今まで、20組くらいのお客様を担当させていただきましたが、皆さんとの出会いが印象に残っています。最近のお客様だと、台湾から来られた方が、日本の歴史にとても興味を持っていらっしゃったんです。

— 歴史のお話で盛り上がられたんですね。
私も大学で歴史を学んだり、実際に海外を訪れたりする中で、他国の歴史への興味を持っていたので、深く語り合うことができて嬉しかったですね。後日、お客様から「歴史の話ができて楽しかった」というコメントまでいただきました。
博多のオススメの撮影スポット
—博多のオススメ撮影スポットもお聞きしたいです。
櫛田神社周辺がおすすめです。近くに町家があり、木枠の窓や畳の部屋、庭など風情ある写真が撮れます。すぐそばには川端商店街のアーケードもあるので、短時間でもバリエーション豊かな撮影が可能です。
—たしかに、1時間のツアーだといろんな撮影ができるエリアは良いですね。
大濠公園も人気ですが、広い公園なので景色の変化をつけるのが少し難しいかもしれません。
— 撮影場所へはどのくらいの時間に集合されていますか?
慣れている場所であれば20〜30分前、初めて行く場所の場合は1時間前に到着し、下見を行います。
また、博多の歴史など、撮影場所に関する情報をインターネットで事前に収集しています。歴史や背景を知ることで、普段見ているものが立体的に感じられるようになり、お客様にもより深い説明ができると思っています。
今後の目標とフォトガイドを目指す人へのメッセージ

—フォトガイドとしての今後の目標についてお聞きしたいです。
本業との兼ね合いもありますが、より多くの撮影依頼に対応できるようになりたいです。旅行会話と写真撮影の用語は異なるため、経験を積むことでスキルアップを目指したいと考えています。
また、福岡は韓国からの旅行者も多いので、カメラマン帯同のインバウンド向けバスツアーなどに参加できたら面白いですね。
— 最後に、フォトガイドを目指す方へのメッセージをお願いします。
コミュニケーションが好きな方なら、きっと楽しめる仕事です。お客様の手元にずっと残る「写真」を提供できることに、大きなやりがいを感じられます。写真が好きなら、ぜひフォトガイドに挑戦してみてください。



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