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テーマパークホテルの“客室課”って何するの?元ホテルスタッフが語るリアル【ホテルスタッフインタビュー】

更新日:2月25日

こんにちは!Holidayキャリア編集部です。今回は、ホテル業界から事務職へキャリアチェンジをされたFさんにインタビューをしました。ホテルでの客室担当を経て、現在は求人サイトを運営する企業で活躍中のFさん。異業種への挑戦を決めたきっかけや、ホテル業界で培ったスキルについてお話を伺いました。



ホテル業界への憧れ、原点はテーマパークでの感動体験



Fさん
Fさん


— 本日はよろしくお願いいたします!まず初めに、ご年齢とご経歴を教えていただけますか?


28歳です。ホテルの専門学校を卒業後、新卒で舞浜エリアにあるホテルに就職しました。その後、コロナ禍をきっかけにキャリアアップを目指し、事務の派遣会社に登録して総務の仕事をしたのですが、やっぱり正社員として働きたいという思いから、現在の求人サイトを運営する会社に転職しました。


— ホテルの専門学校に進学されたきっかけは何だったのでしょうか?


きっかけは、とても単純なんです。家族でテーマパークに遊びに行った際に泊まったホテルのスタッフの方が、とてもかっこよくて。誰に対してもフレンドリーで、小さかった私たちにも目線を合わせて話してくれたり、心に残るサービスをしてくれたのが印象的で、「私もこんな人になりたい!」と思ったのがきっかけです。


— 具体的に、どのような接客だったか覚えていますか?


そうですね、例えば子供にも分かりやすい言葉で話しかけてくれたり、困っていることがないか常に気にかけてくれたり。些細なことかもしれませんが、温かい心遣いに感動しました!



ホテルの「客室課」とは?お客様の快適な空間を支えるお仕事


Fさん
Fさん


— ホテルではどのようなお仕事をされていたんですか?


客室課に所属していました。ホテルというと、華やかな表舞台を想像されるかもしれませんが、客室課は基本的には裏方として、電話対応や備品の発注、清掃会社さんとのやり取り、お客様からデリバリーの依頼があった際にアメニティを届けたりなどを行っていました。まとめると縁の下の力持ちです(笑)


— 客室課という部署はあまり馴染みがなかったのではないでしょうか?実際に配属されてみていかがでしたか?


そうなんです。実は、第一志望はベルマンでした。でも、実際に客室課に配属になって、自分には合っていたなと思っています!ホテルにとって客室は、お客様が一番長く過ごす場所であり、いわば”ホテルの質を決める場所”だと思っていて。そこが完璧じゃないと、誰もホテルに来てくれない。客室を完璧にすることで、お客様に快適な時間を提供できることにやりがいを感じるようになりました。


— 確かに、ホテルに泊まる時間のほとんどは客室で過ごしますもんね。そこまで深く考えて仕事に取り組まれていたこと、素敵です!ちなみに、客室課のお仕事をされていて、大変だったことはありますか?


そうですね、遺失物の捜索は特に大変でした。お客様がお部屋に忘れ物をされた際に、探さなければいけないのですが、リネンの中に時計などの貴重品が紛れ込んでいることもあり、それを徹底的に探していました。



Fさん
Fさん


— やりがいを感じたのはどんな時でしたか?


お客様から直接「ありがとう」という感謝の言葉をいただいた時ですね。辛い時でも、その言葉を胸に、次も頑張ろうと思えるようになりました。


— お客様から聞かれて困った質問などはありましたか?


テーマパークエリアならではの質問に関しては、かなり専門的なので、お調べしてからお答えすることも多々ありました。すぐ答えられる定番の質問は、例えば「テーマパークまでの行き方」などですね!勤めているホテルの周辺情報はよく聞かれるので、常にキャッチアップしておくことはとても大切です。



月1の英会話授業を活かし、海外からのお客様に対応


— ホテルで、もっとこういうスキルがあれば良かったなと思うことはありますか?


やはり語学力ですね。もっと英語を話せるようになっておけば、お客様とのコミュニケーションもより円滑になったなと思っています。


— 客室課の電話対応では、海外のお客様からの問い合わせもあったんですか?


ありましたね。電話では伝わりにくい場合は、お部屋の前まで行ってジェスチャーなどを交えながら直接お話しするようにしていました。当時、月1回、社内で英会話の授業があったので、そこで学んだ単語を使って、まずはコミュニケーションを取るようにしていました。

— なるほど!英会話の授業で学んだことをすぐに実践できる環境は良いですね!



コロナ禍を機に異業種へ。Fさんのキャリアチェンジの理由とは?


Aさん
Aさん

— コロナ禍という状況の中で、全く違う職種である事務職への転職を決めた理由は何だったのでしょうか?


コロナ禍でホテルの経営が不安定になったことがきっかけで、事務職を視野に入れて転職活動を進めました。ホテル業界は体力勝負な面もあったので、そこも将来的に続けられるか心配ではありました。


— 客室課のお仕事は夜勤などはあったのでしょうか?


夜勤はありませんでした!早くても20時までには退勤できたので他の課と比べたら働きやすかったと思います。ただ、夜勤の働き方が好きな人も中にはいて、時間を有意義に使えるというメリットもあるようです!


— 全く違う職種への挑戦に、不安はありませんでしたか?


挑戦自体に不安は特になかったのですが、ホテル時代はパソコンでホテル独自のシステムを使用していたので、例えば、基本的なメールの送信や書類作成などの事務作業をするのに最初は苦労しました。



ホテルを目指す方へのメッセージ


— 最後に、これからホテルや観光業界を目指す方に向けてメッセージをお願いします。


ホテルに向いているのは、一言で言うなら「コミュニケーションお化け」のような人ですね(笑)!コミュニケーション能力が高く、明るく楽しく働ける方なら、間違いなく活躍できると思います。お客様と関わる機会が多い分、体力も求められますが、無理に鍛える必要はなく、仕事をするうちに自然と身についていくと思います。


— 本日は貴重なお話、ありがとうございました♩




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