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【一度飛び込んでやってみてほしい】ホテルでの経験から新たなスキルに気づき、キャリアチェンジ!【ホテルスタッフインタビュー】

更新日:2月27日

こんにちは!Holidayキャリア編集部です。今回は、ホテル業界から異業種へ転職し、事務職として活躍するAさんにインタビューをしました。接客の最前線で培ったスキルをどのように活かしているのか、お話を伺いました。





ホテル業界への憧れ。接客の楽しさに目覚めた原点とは



Aさん
Aさん


— まず最初に、Aさんのご年齢とご経歴を教えていただけますか?


28歳、千葉県出身です。観光系の2年制専門学校を卒業後、新卒で千葉県の某テーマパークのオフィシャルホテルに入社し、約2年勤務しました。その後、求人広告系の企業に営業事務職として転職し、現在に至ります。


— ホテル業界で働こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?専門学校を選んだ背景にも何か理由があったのでしょうか?


高校生の時に、飲食店のホールスタッフとして3年間アルバイトをしていたんです。そこでの接客がすごく楽しくて。その時、知り合いが、たまたまホテルの専門学校に進むと聞いて、「こういう選択肢があるんだ!」と思い、私も同じ専門学校に進もうと思ったのがきっかけです。


— アルバイトで接客が好きだと気づいたきっかけは何かありましたか?


普段の自分とは違う自分になれるのが楽しかったんですよね。お客様と接する時は、すごく良い人になれるというか(笑)。いつもと違う自分で、お客様に接客して喜んでもらったりするのが嬉しかったんです。



接客だけではない、ホテルでの業務内容



Aさん
Aさん


— ホテルではどのようなお仕事をされていたのですか?


お客様の荷物をお預かりしてお部屋までご案内するベルガールと、ゲストサービスカウンターの仕事を兼務していました。ゲストサービスカウンターでは、空港行きのリムジンバスのチケットを発行したり、ベビーカーの貸し出しをしたり。結婚式のお客様の荷物をお預かりするクローク対応や、次に宿泊されるホテルまで荷物を送るお客様の荷物を預かったり、振り分けたりする仕事もしていました。


— ベルスタッフとゲストサービスカウンターでは、シフトで役割が決まっていたのでしょうか?


その日の役割が決まっていました。ゲストサービスカウンターは、出発されるお客様の対応がメインでした。土日は夜もゲストサービスカウンターの仕事がありましたが、平日の午後は館内にお客様が少ないので、ベルの仕事をしながら、お客様がいらっしゃったらそちらの仕事をするというように、状況を見て対応していました。


— 周囲を見て臨機応変に対応されていたんですね!



「変則勤務」と「人的ミス」。Aさんが感じたホテル業務での苦労ポイント


— 様々なお仕事をされていた中で、大変だったことはどんなことですか?


まず、勤務時間が変則的だったのが一番大変でした。ベルガールだと24時間勤務体制なので、夜勤が月に9回から11回くらい続くこともありました。夜勤がやっと一息ついたと思ったら、お客様へデリバリー対応をしたり。テーマパークの近くだからだと思うんですけど、朝4時にVIPのお客様が到着して、ご案内したり…。常に気を抜けない状況と変則的な勤務が続いたのが大変でした。

あとは、修学旅行生のご宿泊もあったのですが、事前に荷物がまとめて届くんですよね。雪の日でも外に出て、ヒールのまま何百個もの荷物をカートに乗せて運んでいたのも思い出です。


— 荷物を預かる際などのトラブルや、それに対してどのように対応していたか覚えていますか?


お客様の荷物をチェックインまでにお部屋に入れなければいけないのですが、たまに入れ間違いが起きてしまうこともありました。どうしても人力で、お客様の荷物を預かる場所で、4、5部屋分くらいの荷物をカートに積み同じ部屋の荷物同士は紐で括り付けるというアナログな方法で管理していたのですが、紐が外れてしまった荷物がどの部屋のものか分からなくなってしまうこともあったり。

基本的には起こりえないのですが、どうしても人力作業のため気をつけていても防ぎきれないのが実情でした。ミスが起きてしまったら、お客様からの信頼を損ねてしまうので、経緯を説明してしっかりと謝罪をしていました。


— 入れ間違いを防ぐために、何か工夫されていたことはありましたか?


伝票と荷物の個数が同じかをしっかり確認することを徹底していましたね。



お褒めの言葉を直接いただけることが大きなやりがいに



Aさん
Aさん


— 大変なことも多かったと思いますが、やりがいを感じたのはどんな時でしたか?


テーマパークのホテルなので、お客様との距離が近いんです。格式ばった接客というよりは、フランクで丁寧な接客を心がけていました。お部屋にご案内する時は、必ず最初にお客様のお名前をお呼びし、なるべくお客様の顔と名前を覚えて、後に館内でお会いした際にお名前を呼んでご挨拶できるように心がけていました。そういったことに対して、「名前を覚えていてくれて嬉しかった」とお褒めの言葉をいただいた時は、本当に嬉しかったですね!


— すごい!たくさんのお客様がいる中で、一人ひとりの顔と名前を覚えるのは大変だったと思いますが、そこまで意識されていたんですね。



転職のきっかけ。ホテルで勤務をしていたからこそ気づいたスキル


— ホテルで約2年間働いた後、転職を決意されたきっかけは何だったのでしょうか?


率直に言うと、大好きだったはずの接客が嫌いになりそうだったんです。何か特別な出来事があったわけではないのですが、ホテルはお客様ファーストの考え方で、常に気を使い続けなければいけない状況に、疲れてしまった時期がありました。

そんな時、ゲストサービスカウンターで、一人目のお客様を接客しながら二人目のお客様が何を求めているのかを考え、次に必要なものを準備するといった対応が、自分にとって楽しいことに気づいたんです。もしかしたら、接客をメインとする仕事を続けるよりも、自分の観察力を生かして、事務などの裏方で人の役に立てるかも!と思い、転職を決意しました。


— ホテルでの経験から自分のスキルに気づき、キャリアアップを考えたんですね!BtoCからBtoBに変わったことで、お客様への対応も大きく変わったと思いますが、何かギャップを感じましたか?


私の場合は、法人とやり取りすることがほとんどなかったので、名刺交換もしたことがありませんでした。電話応対やメールの文章も、ほとんど作ったことがないという状況で転職したので、周りの人が当たり前にビジネスマナーを身につけている状況に、慣れるまでは少し大変でした。でも、ホテルの勤務のおかげで、言葉遣いは褒められることが多く、電話応対は特に褒められます。


— ホテルでの経験が活きている部分もあるんですね。お客様への丁寧な電話対応は、ホテルで培われたスキルですね!



Aさんのこれからの展望。スキルアップについて考えていること


Aさん
Aさん


— 現在は全く違う業界におられますが、今後思い描いていることや、将来像はありますか?


働き方で言うと、一度土日休みを経験してしまうと、もう平日休みには戻れません(笑)。事務職に転職してからは、オフィス系のスキルも身につき始めました。Excelでマクロを組んだり、資料を作成したりするのがすごく楽しいんです。開発にも少し興味が出てきたので、今の会社でもそういったスキルを身につけたいと思っています。



ホテル業界を目指す人へ伝えたいこと


— 最後に、ホテルや観光業界を目指している方へのアドバイスをお願いします。


大変なこともたくさん話しましたが、接客が好きな人にとっては、ホテルは接客の最高峰だと思います!自分がしたことで、お客様が喜んでくれるという成功体験は、とても貴重なものになると思います。ホテルに限らず、接客経験は今後の人生で必ず役に立ちます。対人関係や、お店に行った時などにも必要なスキルだと思うので、一度飛び込んで、やってみることはとてもおすすめです。


— 貴重なお話、ありがとうございました♩




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