【リゾバきっかけで移住】元ドルフィンガイド女子が沖縄離島で結婚し牛飼いになった驚きの人生
- Holidayキャリア
- 4月3日
- 読了時間: 7分
こんにちは!Holidayキャリア編集部です。今回は、ドルフィンスイムガイドから沖縄の離島でのリゾートバイトを経験し、島で出会った方とご結婚。そして現在は牛飼いとして人生を歩んでいるNさんにインタビューをしました。予測不能な道を切り開いてきた彼女に、これまでのキャリアや島での暮らしについて伺いました。
誰も予測できない!Nさんのご経歴
— まずは、簡単に自己紹介をお願いします。
年齢は27歳です。専門学校を卒業して、東京都の離島である御蔵島で約8ヶ月間、ドルフィンスイムガイドとして働いていました。オフシーズンを利用して小浜島に移り、昼はランチ、夜は居酒屋を営むお店で短期バイトをしていました。その後は、御蔵島と小浜島を行き来する生活を約3年間続け、リゾートバイトで出会ったパートナーとの遠距離恋愛を経て結婚。それを機に仕事を辞めて移住し、現在に至ります。
— 素敵なご経歴ですね!専門学校では、どのようなことを学んでいたのですか?
専門学校では、ペットトリマーや野生海洋生物保護、水族館の水槽レイアウトなどを学ぶアクアリスト、そしてドルフィントレーナーといった専攻がありました。私はドルフィントレーナー専攻で、2年間実習やレポートに明け暮れていましたね。

— 元々、水族館のトレーナーを目指されていたんですね。
そうなんです。でも、学校の実習で野生のイルカと泳ぐ機会があって、そこで野生のイルカの魅力に気づいたんです!飼育下のイルカよりも、野生のイルカと一緒に過ごしたいと思うようになり、御蔵島での研修を経て、ドルフィンスイムガイドの道を選びました。
— ドルフィンスイムガイドは具体的にどのようなことをされていたのですか?
お客様の送迎、接客と、海の安全確保が主な仕事です。お客様にイルカと安全に楽しくスイムできるようにサポートするのが役割です。私は人と話すことが好きなので楽しく仕事をしていました。
意外なほどあっさり決まった小浜島でのリゾバ

— 御蔵島でドルフィンスイムガイドとして働いていた際、オフシーズンに小浜島へ行かれたきっかけは何だったのでしょうか?
御蔵島で働いていた先輩ガイドが、オフシーズンに波照間島でバイトをしていると聞いて、私も離島に行ってみたいと思ったのがきっかけです。小浜島を選んだのは、専門学校時代にダイビングトレーナーの友人や先輩が沖縄の離島に散らばっていたので、せっかく行くなら知り合いが誰もいない場所に行こうと思い、小浜島に決めました。Googleマップを見て、沖縄の離島を下の方から探していました(笑)
— 小浜島でのリゾートバイトは、どのようなお仕事内容でしたか?
ランチと居酒屋をやっているお店で、2ヶ月半の短期バイトをしていました。沖縄の冬は観光客が少ない閑散期なので、アルバイトの募集も少ない時期だったんですが、お店に電話で「働きたいです!」って言ったら、「いいよ」って軽い感じで言われて(笑)
— 意外なほどあっさり決まったんですね!
本当にそうなんです(笑)。昼は2時間ほどランチ営業をして、3時間ほど休憩。夜は6時からお客さんが帰るまで働くというシフトでした。社宅も5000円だけで光熱費も込みでしたし、賄いも昼夜ついていたので、食費もほとんどかからず、待遇はすごく良かったですね。

— 離島ですと、地元の人の繋がりが強いという印象がありますが、実際に行ってみてどうでしたか?
そうですね。私が小浜島に行く前に、新しい子が来るらしいという情報が島の若い子たちの間に広まっていたみたいで、お店がオープンすると、色々な人が様子を見にきました。「見に来たよ」って普通に言って入ってくるので、面白かったですし、繋がりの強さを感じた部分です。島の人たちとはすぐに仲良くなって、飲みに誘われることも多かったです!
— 小浜島でのリゾートバイトと、ドルフィンスイムガイド。どちらも接客業ですが、違いはありますか?
リゾートバイトでは飲食店で働いていたので、比較的お客様との距離が近い接客でした。ドルフィンスイムガイドの仕事では、基本的には必要な情報を伝えたり、緊急連絡先を記入してもらうといった対応がメインなんですが、送迎の車の中や船の上では自然と会話が生まれます。中には不安や緊張を抱えている方もいれば、常連さんや初心者さんなど、いろんなお客様がいるので、その時の雰囲気や表情から気持ちを読み取って、少しでもリラックスしてもらえるように意識していました。そういう意味では、私は飲食店よりもドルフィンガイドの方が、お客様と心の距離が近い仕事だと感じています!
リゾートバイトから結婚!そして牛飼いへ

— 御蔵島と小浜島を行き来する生活を3年ほど続けられたとのことですが、小浜島にはどのような魅力があったのでしょうか?
一番は、島の人たちとのコミュニケーションが楽しかったことです!沖縄県外から来た人たちを歓迎してくれるウェルカム精神が本当に嬉しかったですね。別れが寂しくて、「また来年も来れたらいいな」と思っていたら、縁があって2、3年ほど小浜島に通うことができました。
— 地元の人との繋がりが、小浜島での生活をより豊かなものにしていたんですね。
そうですね。特に若い人たちは、すぐに遊びに誘ってくれるので、本当に楽しいリゾート生活を送ることができました。
— そして、小浜島でのリゾートバイトを通して、今の旦那様と出会われたんですよね!現在は、旦那様と一緒に牛を育てていらっしゃるということでしょうか?
はい。結婚して、旦那の仕事を手伝うようになったのがきっかけです。最初は戸惑うこともありましたが、今は牛たちとの触れ合いが楽しくてやりがいを感じています。
— 東京出身のNさんが、まさか離島で牛飼いになるとは、ご両親も驚かれたのではないでしょうか?
そうですね。「島はどこ?」って聞かれて、地図を見せたら「遠くない?」って言われました(笑)。御蔵島は東京から船で7時間ほどで行けるので、まだ近い方だったんですが、小浜島はさらに遠いので、心配していたみたいです。
— Nさんが思う、小浜島の魅力は何だと思いますか?
何もないところがいいんです。海は綺麗ですし、観光地化されていないので、静かで落ち着いた雰囲気があります。時間の流れがゆっくりで、のんびりとした生活を送りたい人には、ぴったりの島だと思います。
リゾバ経験から生まれた今後の目標

— リゾートバイトをしてみたいけれど、人間関係が不安という方もいるかと思います。Nさんのように、知らない土地で飛び込んでいくコツはありますか?
リゾートバイトは、「ちょっと違う経験をしてみたい」とか「リゾート気分を味わいたい」と思っている方にはとてもおすすめです。知らない土地に行ったとしても、地元の人は温かいですし、コミュニケーションを取りたいと思っている人には、特に良い経験になると思います!
— 最後に、今後の目標について教えてください。
牛小屋に関することになるのですが、免許が必要な重機を扱えるようになりたいと思っています。重機を扱えるようになれば、仕事の幅が広がって、もっとスムーズに作業を進めることができるようになると思うので、牛小屋で使える資格を取得したいです。
— Nさんの行動力と、小浜島での素敵な出会いが、今の充実した生活に繋がっているんですね。
あの時、思い切って小浜島に行ったからこそ、今の私があると思っています!
— リゾートバイトから人生が大きく変わったNさんのお話が聞けてとても嬉しいです!ありがとうございました♩
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